化学療法

┇告知について

患者様の自己決定権が医者の裁量権より重要な時代です。自己決定するということは、病名や病状の告知のみならず、どれだけ生きることができるかということや、どんな治療法があるのかといった情報を聞いていただくことから始まります。従って、ほとんどの患者さんに化学療法についての情報をお知らせすることになります。

┇化学療法委員会

 病院では医師だけでなく、看護師、看護助手、薬剤師、栄養管理士、理学療法士などの多くの職種のスタッフが患者様一人一人を中心にサポートします。当院でも、週一回の病院カンファレンスで化学療法についての話し合いをしています。

┇外来化学療法室

 植村院長は2002年に勤務していた病院に外来化学療法室を立ち上げました。当院でも専任の看護師、薬剤師が常駐しており、患者様は安心して化学療法をうけることができるようになりました。外来化学療法に取り組んでいます。

┇副作用対策

 1996年頃から患者様の副作用対策のために、オーバービューを作成し、医師・患者間で情報を共有するようにしました。副作用については副作用判定基準に沿ったグレードを記載してもらっています。こういう方法で化学療法の副作用の情報を取得できるようになり、予め化学療法の副作用の対策を立てることができます。

┇安全対策

 化学療法の安全管理は化学療法委員会で行ってきました。病院全体で統一した化学療法ができるようにすることが、化学療法の安全対策となります。また、化学療法委員会のメンバーが、化学療法についての知識を増やしていくことも重要です。当院では、化学療法の安全管理について、しっかりとした対策を持っております。

┇がん緩和ケア

 入院時にはペインアセスメントを行い、がんと診断された早期から、緩和ケアの取り組みを行っています。ペインフローチャートを記載して、必要なら、オピオイドを早い時期から使用します。  緩和ケアをしながら、化学療法の入院治療もうけることも可能です。

┇資格その他

 当院には約30年にわたり多くの患者様の化学療法を担当してきたがん治療指導医及び2名のがん治療認定医、消化器がん治療認定医がおります。また、地域がん治療指導医もおり、最新の治療方針について研鑚をつんでおります。
医療法人健翔会 健翔会病院 鹿児島県鹿児島市東郡元町5番10号 ☎099-253-0171
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